政治家として活動していると、「もっと情熱的で目を引く赤をシンボルカラーにしたほうがいい」とアドバイスをいただくことがあります。確かに赤は力強さを象徴する色で、選挙カーの上で力強く政策を訴えるエネルギッシュなリーダーには似合うでしょう。
しかし、私自身の性格や政治家としてのスタイルは、燃え盛るような赤のイメージとは少し違います。声高らかに聴衆を魅了するタイプではありませんし、表舞台のど真ん中で強いカリスマで人を引っ張るタイプでもない。私の持ち味は、一歩引いた場所から物事を冷静に見極め、地道に課題を解きほぐしていくことにあります。
派手なパフォーマンスより、見えない場所での誠実な調整。それでも一歩でも前に進める政治を、私はいちばん大事にしている。 政治のあり方について
私の言う「根回し」とは、会議の前にさまざまな立場の人と静かに話し合い、互いの考えを理解し合う、とても誠実な作業のことです。一人ひとりの不安を丁寧に聞き取り、「こういうルールならみんなが納得できる」と着実に仕組みを整えていく。反対している人にも時間をかけて説明し、歩み寄れる点を探す。決断のときまでに、皆が納得して動ける状況を静かに整えるのです。
大きな声で押し通すのではなく、冷静な対話と調整によって、いつの間にか物事がスムーズに進むように準備をする。どれだけ派手に立ち回って注目を集めても、結局何も進まなければ意味がありません。私は、一歩でも前に進める、結果を残す政治を信じています。
だから青は、私にしっくりきます。心の中には「社会を良くしたい」という熱を秘めながらも、行動するときは常に落ち着いた青い頭で対処する — そんな自分らしさを、最も自然に表現できる色なのです。